日本の台所にある一般的な調味料といえば「みりん」ですよね。なんとなく「甘さを加える調味料」という位置づけかと思いますが、実は立派な発酵食品のひとつ。
みりんは、米麹、蒸したもち米、焼酎を原料に糖化させて作られますが、この糖化の間に米麹に含まれる酵素が働いて、甘さ(ブドウ糖)が生まれます。これも発酵作用のひとつなのです。
そんな「みりん」の発酵パワーと「桑の葉」の健康成分で、ギルティフリーなプリンを作ってみませんか?
ポイントは、お砂糖を一切使わないこと。そして、糖が気になる方をサポートする「桑の葉」をプラスすること。だから、甘いものが食べたいけれど砂糖はなるべく控えたいという方にとてもオススメなんです。
みりんの持つほんのりと優しい甘みに、「粉くわの葉」のほろ苦い風味が加わることで、抹茶プリンのような味わいに。そこに、みりんと醤油でみたらし風に仕上げたカラメルソースをかければ、さながら和スイーツ♪
プリン自体に甘みがあるので、甘いものが得意でない方や少量だけ食べたいという方は、カラメルなしでも美味しくお召し上がりいただけます。
ぜひ、はすや流のギルティフリーなプリンをお楽しみください。
「桑の葉入り みりんプリン」
材料(4個)
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<みりんプリン>
粉くわの葉…小さじ2
本みりん…150ml
牛乳…200ml
卵…2個
<みりんカラメル>
本みりん…大さじ3
醤油…小さじ1/4
水…大さじ1
作り方
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[みりんプリン]
(1)本みりんを鍋に入れて火にかけ、半量になるまで煮詰める
煮詰めるみりんは、プリンの硬さに影響するのできちんと計ることをお勧めします
(2)(1)に「粉くわの葉」を振り入れ、なめらかになるまでしっかり混ぜる
(3)(2)に牛乳を入れ、しっかりと白身を切って混ぜた卵を(2)に入れる
(4)(3)を漉して器に注ぎ、湯気の出た蒸し器に入れ、全体に優しい蒸気が纏うような弱めの火で10~15分蒸す
湯気の滴がプリンに入らないように、蒸し器の蓋に晒し等を被せる、又は、それぞれの器にアルミホイルで蓋をしてください
(5)表面が固まり、少し揺らすとフルフルと揺れる程度まで火が通ったら、冷めるまで蒸し器のまま置いて、余熱でさらに火を通す
器や火力によって蒸し時間が大きく変動する場合があります。時間にかかわらず、蒸し上がりの8~9割ほど火が通ったような状態(中がまだ柔らかいフルフル感)を見極めて火を止めてください
(6)冷めたらカラメルをかけて完成!
[Point]
蒸さずに焼いてもOK。耐熱容器に入れ、ご自宅のオーブンの温度と時間に沿って焼きプリンにしても美味しく召し上がれます
[みりんカラメル]
(1)本みりんを鍋に入れて火にかけ、半量になるまで煮詰める
(2)醤油と水を加え一煮立ちさせたら完成!
おいしさのコツ
外はしっかり、中はトロッとしたなめらかプリンに仕上げたい時は、プリンを揺らしたらまだプルプルするくらいの柔らかさで火を止め、余熱で火を通すといいですよ。
最後に、みりんには、「本みりん」、「みりん風調味料」、「発酵調味料」など類似したものがあります。砂糖不使用で作りたい場合は、なるべく砂糖が入っていないものを選んでくださいね。迷った時は、製造方法が糖化熟成である「本みりん」と明記してあるものを選べば大丈夫。
ダイエット中や砂糖制限中でも甘いものが食べたい!そんな時は、ぜひ体にやさしい「桑の葉入りみりんプリン」で、至福のティータイムをぜひどうぞ。
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