こんにちは、はすやです!
「そんなに食べてないはずなのに、なぜか太りやすい」という方、いらっしゃいませんか?
体質だから仕方がない、とあきらめているという声もチラホラ。
でも、それは「腸内にいる菌のせい」かもしれません。
ダイエットをしていると「デブ菌・ヤセ菌」という言葉を耳にしたことはありませんか?
身もフタもない表現ですが、その名の通り、腸内環境にデブ菌が多ければ太りやすく、ヤセ菌が多ければ太りにくいと言われています。
たくさん食べるのにスリムな人は、この「ヤセ菌」が腸内に多い人なのかもしれないのです。
そんな「デブ菌・ヤセ菌」の正体、実は「日和見菌」なんです!
人間の腸内には「善玉菌」と「悪玉菌」、そしてそのどちらにもなり得る「日和見菌」と呼ばれる細菌がいることはよく知られていますよね。
この日和見菌のなかに、ファーミキューテス門というカテゴリーに属する細菌=デブ菌がいるのですが、なんと食べ物のカスとして排便されるものからも過剰に栄養を吸収する菌なのです!
そして肥満傾向の人は、このファーミキューテス門の細菌が腸内に多いことが分かっています。
逆に、ヤセ菌はバクテロイデーテス門と呼ばれるカテゴリーの菌で、善玉菌の味方になりやすく、食べものからエネルギーを過剰に吸収しない特徴があります。
また、体内の脂肪燃焼を助けてくれる短鎖脂肪酸の産生に欠かせない菌でもあるんです。
このことから、腸内環境バランスを整えることがダイエット成功の第一歩だということがお分りいただけるかと思います。
何をやっても痩せないという場合は、もしかしたら腸内環境が乱れてデブ菌が活性化しているせいかもしれません。
腸内環境は生活の鏡。
食事のバランスが極端になっていないか、カラダや心に負担を感じていないかなど、ぜひ見直してみてくださいね。
–参考————————–
●田和璃佳著、藤田紘一郎監修(2020)『40代からはじめる「腸活×菌活」完全マニュアル』徳間書店.