こんにちは、はすやです!
納豆といえば、私たち日本人が慣れ親しんできた伝統発酵食。
その栄養価を語る上で欠かせない「ナットウキナーゼ」についてサクッと深掘りしていきます!
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ナットウキナーゼは、納豆が発酵する際に納豆菌が作り出す酵素のひとつ。
なんと英語表記でも「Nattokinase」なんです。
それは、ナットウキナーゼの発見者が日本人だから!
1980年、ナットウ研究の第一人者である医学博士・須見洋行氏によって発見され、1986年に世界に発表されました。

須見博士は当時、血栓を溶かす酵素についての研究を進めており、人工血栓を溶かすために納豆のネバネバに含まれている酵素を使用したところ、血栓を溶かす作用があることを発見。
それがナットウキナーゼでした。
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ナットウキナーゼの働きとしてよく知られているのが、サラサラ効果ですよね。
これは、ナットウキナーゼには血管にできる血栓を溶かしやすくする働きがあるといわれているからです。
また、血流をサポートすることで高血圧を予防する副次的効果も期待されています。

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血流が悪くなって高血圧になると、さまざまな病気につながってしまいます。
日頃、塩分の多い食事やお酒の飲み過ぎ、ストレスや運動不足などに覚えがある方は、予防ケアのためにもぜひナットウキナーゼを積極的に取り入れたいものですね!
–参考————————–
●須見洋行著(2010)『納豆は効く!解明された納豆パワーの秘密』ダイナミックセラーズ出版.
●金内誠著(2023)『理由がわかればもっとおいしい!発酵食品を楽しむ教科書』ナツメ社.