こんにちは、はすやです!
腸活といえば、「○○バイオティクス」といったワードをよく耳にしますよね。
いわゆる腸内細菌に関する概念や定義のことなのですが、ここ最近「ポストバイオティクス」という言葉が聞かれるようになったんです。ご存知ですか?
初めに提唱されたのは「プロバイオティクス」でした。
私たちの体に有益な“生きた菌”、またはそれらを摂取することを指し、ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌が代表格ですね。
その次に知られるようになったのが「プレバイオティクス」。
善玉菌を増やすエサとなる食品や、それを摂ることを意味します。例えば食物繊維やオリゴ糖などですね。
そして、その両方を組み合わせたものが「シンバイオティクス」と呼ばれています。
この3つは、日頃から腸活をしている方はよくご存知かと思います。
そして、さらに研究が進んで登場した「ポストバイオティクス」。
実は、善玉菌が腸内で活動した後に生み出される物質の総称なんです!
具体的にいうと、善玉菌が食べ物を分解したり、発酵させたりするときに、体に良い影響を与える代謝産物(短鎖脂肪酸や酵素など)を作り出しており、それが腸から吸収されて体中で働いているというわけ。
これが健康にとって非常に重要だということが分かってきたのだそうです。
この「ポストバイオティクス」の研究が進めば、腸活を通した健康づくりがもっと効率的に、もっとピンポイントで出来るようになるかもしれないんですって。
まだまだ研究が始まったばかりの「ポストバイオティクス」、これからも目が離せませんね!
–参考————————–
●日経BOOKPLUS> ポストバイオティクスが「健康のあり方」を変える!?腸と菌の最新科学
https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/050100241/050100002/
●婦人画報デジタル> 私たちの未来を変える“ポストバイオティクス”って何ですか?
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/beauty-health/a41239075/chokatsu5-221001/
●國澤純著(2023)『9000人を調べて分かった腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険』日経BP.
(記事内の画像はイメージです)