免疫力を高めたいときの心のヒント「身土不二」って?

こんにちは、はすやです!

皆さん、「身土不二(しんどふじ・しんどふに)」という言葉をご存知ですか?

これは「自分の身と住んでいる土地は深くつながっており、切り離せない」という考え方なんですって。


この考え方を健康の視点からみると、免疫力を高める小さなヒントが隠れていました。

私たちの免疫力は、毎日の食事や生活環境、日々のストレスなどから多くの影響を受けています。

その中でも特に大切なのは、やはり食事ではないでしょうか。

「何を食べれば、健やかになるだろう」と考えた時、馴染みのある土地で採れた旬の食材が思い浮かびます。

たとえば、寒い季節なら体を温めてくれる根菜類が旬を迎え、暑い時季には水分を豊富に含んだ果物や野菜がお目見えします。

その国や土地の気候に適した栄養素は、やはり旬のものが一番です。


また、地元の食材には、その土地特有の「微生物」が含まれていることが多く、発酵食品や土着の調味料として私たちの腸内環境を整える大切な役割を果たしています。

免疫機能の約7割が腸に集まっていることを考えると、大きなポイントですよね。

さらに「身土不二」の考え方は、地元の農産物や農家さんへの応援や、食に対する感謝の気持ちといった心の充足感に影響します。

こうした心の安定もまた、免疫力ケアの一因となります。


今や世界中の食材をいつでも手に入れることができる便利な時代ですが、地元の旬の恵みをいただく食事は、私たちの免疫力を底上げし、不調に負けない元気な体を作る土台となってくれはず。

ぜひ、毎日の暮らしのなかに「身土不二」の小さなエッセンスを取り入れてみませんか?


–参考————————–

●本間真二郎著(2018)『病気にならない食と暮らし』セブン&アイ出版.
●ELEMINIST>SOCIETY>地域>学び>「身土不二」とは 意味や考え方、地産地消との違いを知る
https://eleminist.com/article/1067


(記事内の画像はイメージです)