「きのこの菌」と「納豆菌」は同じ“菌”なのに何が違うの?

こんにちは、はすやです! 

スーパーや食卓でよく目にする「きのこ」「納豆」

どちらも“菌”の力が関わっている食品ですが、その“菌”の正体はまったく異なる種類なのをご存知ですか? 

まず、きのこに関わる菌は、カビや酵母と同じ“真菌類(しんきんるい)”に属します。

真菌類は細胞核を持ち、多細胞の構造をとることも多いため、植物のような見た目の「子実体(しじつたい)」、つまり私たちが食べているきのこのカサや軸を形成します。

エノキやシイタケなどの「きのこ」は、この真菌類の代表格🍄 


一方、納豆を発酵させる納豆菌は、“細菌(バクテリア)”に分類されます。

納豆菌は、土壌などにも生息する単細胞の微生物で、粘り成分であるポリグルタミン酸をつくり出し、大豆を発酵させる働きがあるんです。 

つまり、「きのこの菌=真菌(カビや酵母の仲間)」、「納豆菌=細菌(バクテリア)」という、そもそもの生物としての分類が異なるのですね。 


さらに構造面でも大きな違いが!

真菌は細胞核を持つ“真核生物”ですが、納豆菌は核を持たない“原核生物”。

進化の系統でもかなり離れた存在なんです。

見た目も働きも「菌」として親しまれている両者ですが、科学的にはまったく別のルーツを持っているというわけです。 

きのこの炒め物に納豆を副菜として添える──そんな食卓は、まさに異なる菌のコラボメニュー

菌の世界は奥深く、知れば知るほど面白いものですね!


–参考————————–

●農林水産省>消費・安全>動物用医薬品>動物に使用する抗菌性物質について>細菌とは何ですか?
https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/bacteria.html
●農林水産省>納豆菌 酢酸菌 乳酸菌
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/traditional-foods/files/user/pdf/japanese_hakko_part2.pdf
●農林水産省>広報>affバックナンバー2021年10月号>不思議がいっぱい!きのこの生態と豆知識
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2110/spe1_01.html
●日本ナットウキナーゼ協会>納豆菌とは何ですか?
https://j-nattokinase.org/en/jnka_nattou_02.html


(記事内の画像はイメージです)