こんにちは、はすやです!
「腸内環境のケアは子どもの頃から大切」とよく耳にするようになりましたが、最近ではその影響が体調だけでなく、子どもの“こころの発達”にも関わっているのではないか、と注目されているのをご存じでしょうか。
実際に、3〜4才の幼児を対象にした研究で「腸内細菌の状態と気質との間に関連が見られた」という報告があります。たとえば、恐れや悲しみ、怒りといった感情のあらわれ方や、そのコントロールの仕方に、腸内細菌の多様性やバランスが関わっている可能性が示唆されたのです。

さらに興味深いのは、こうした子どもの腸内細菌はもともと母親から受け継がれるものだという点。
私たちの体にはさまざまな「常在微生物」が存在していて、その一部は出産や日々の生活の中で親から子へと受け渡されていきます。腸内細菌もそのひとつとされ、近年ではこの“受け継がれ方”が子どもの発達に影響するのではないか、という視点から研究が進められています。

海外の研究でも、妊娠中の母親の腸内環境や食生活と、生まれてきた子どもの行動傾向との関連を調べたものがあり、「腸内細菌の多様性が高いほど、子どもが穏やかで明るい傾向を示す可能性がある」という結果も報告されています。
もちろん、性格は環境や育て方などさまざまな要因が重なって形づくられるものですが、その一つの要素として腸内環境が関わっているかもしれない、というのはとても興味深いですよね。

腸内細菌は、食事や生活習慣によって日々変化していくもの。だからこそ、日々の食事を整えることや規則正しい生活を心がけることが、結果として体と心の健やかさにつながっていくはずです。あらためて、腸活視点で子どもたちの食生活を見直してみるのもいいかもしれませんね♪
–参考————————–
●京都大学「幼児期の気質は腸内細菌叢と関係する―心身の健康づくりを生後早期から始める取り組みを目指して―」(2024.9)
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2024-09/web_2409_Myowa_Dev_Psychobiol-3e4ab2774ebaa29e7556e3fe41ef1cd9.pdf
●BIS Investigator Group(Barwon Infant Studyの研究チーム)”Maternal prenatal gut microbiota composition predicts child behaviour”(2021)掲載誌EBioMedicine
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34098340
●シンバイオシス株式会社>腸内細菌>妊婦さん必読【どこよりも詳しい】妊娠中の腸内細菌の変化(2024.2)https://fmt.sym-biosis.co.jp/blog/microbiome/24021301-2
(記事内の画像はイメージです)